レ・ブルー、バファナ バファナ、ギリシャ、スーパーイーグルスが敗退も、ウルグアイ、メキシコ、韓国、アルゼンチンが16強進出
終わってみれば、グループAの最終戦はなんとも劇的な展開となりました。試合前は、このグループの決着はすでに決まったようなものだという声が多く聞かれました。メキシコとウルグアイは、引き分けで勝ち点1を取れば、決勝トーナメントに進める状況でした。しかし、グループ2位で終わると、次戦でアルゼンチンと当たる可能性が高いため、両者の対決は決して親善試合の様相を呈することなく、どちらも勝利を目指しました。そして、ゴール。前半終了間際にウルグアイのルイス・スアレスが得点を上げると、これにより他会場で行われている南アフリカ対フランスの試合の行方も俄然注目が高まりました。両者に決勝トーナメント進出の可能性が出てきたためです。

ウルグアイが先取点を取る前から、バファナ バファナこと南アフリカはすでに、彼らができる唯一のこと、つまりピッチに出て懸命にプレーすることを実践していました。ファンや国や名誉のために、残された可能性に懸けてプレーするのです。すると、歓声に次ぐ歓声。ヘディングシュートを決めてリードを奪うと、フランスの選手に突然レッドカードが出されたことでさらに勢いづき、ここぞとばかりに攻め立てました。ゴール。2点目が入りました。開催国の南アフリカに追い風が吹いているのでしょうか。
しかし、フランスのマルダにゴールに決められた南アフリカは、得失点差によって、ワールドカップ史上初めて、決勝トーナメント進出を逃した開催国になりました。それでも、今大会初勝利を挙げたバファナ バファナは、名誉をいくらか挽回して舞台から去っていきました。
続いて、アルゼンチン対ギリシャ、韓国対ナイジェリアの試合が始まりました。4チームすべてに決勝トーナメント進出の可能性があります。アルゼンチンはスター選手を多数温存しながらも、3戦全勝をめざして果敢に攻めました。テンポのいい素早いパス回しで、試合をとおしてギリシャに好機をまったく与えず作れせず、大きな力の差があるように見えました。今夜のギリシャのパス数の合計は、フアン・セバスティアン・ベロンひとりよりもわずか1本多いだけであり、アルゼンチンは圧倒的な力を見せつけました。
そして、スーパーイーグルスことナイジェリアは、不可能に思えることを実現しようと意気込んでいました。最初の2試合を落としたものの、グループリーグ突破の可能性に懸けていたのです(この話はチリ代表にはしないでください。チリは最初の2試合に勝ってグループ首位に立ちながら、まだグループリーグ敗退の可能性があります。これがサッカーでなかったとしたら、何がサッカーなのでしょうか)。
他会場でアルゼンチンが2対0でリードしている中、ナイジェリアが韓国を相手に2対2としたことで、決勝トーナメント進出のチャンスが巡ってきました。すると、すぐに勝ち越しゴールのチャンスが文字どおり目の前に、ゴールに向かう1本道のごとく、シュートコースが開けました。しかし、何たることか、シュートしたボールはゴールマウスを避け、ポストの外側へ飛んでいきました。この結果、スーパーイーグルスは惜しくもグループリーグ敗退となりましたが、韓国チームを祝福しましょう。アジアの虎こと韓国は決勝トーナメント進出を果たし、次戦の会場であるポート・エリザベスへ向かいました。
グループリーグ最終戦の初日をひと言でまとめると、まさにドラマでした。明日以降のぐループリーグ最終戦にも期待しましょう。ただし、2試合は別です。私たちプーマサッカーは、愛するアフリカ勢、特にアルジェリアとガーナには、すばらしい結果を期待しています。行け、デザートフォックス!、行け、ブラックスターズ!