ブラックスターズが引き分け、不屈のライオンが無念の敗退

  • PUMA Football
  • Written on: June 19, 2010

まずは、我らがガーナ代表の話から始めましょう。この日の相手であるオーストラリアは、ドイツに0対4と惨敗した初戦の雪辱に燃えており、正当な機会さえ与えられれば、この舞台に立つにふさわしい力があることを証明できるという思いでピッチに現れました。そして、試合の立ち上がりは、サッカールーことオーストラリア代表のペースで進み、これまでの本大会で見せたことがないようなプレーを繰り広げ、先制点を挙げました。けれども、オーストラリアが2試合連続で退場者を出したことで儲けもののチャンスを得たガーナは、2試合連続となるペナルティーキックで追いつきました。こうなれば、ブラックスターズことガーナが目指すのは勝利のみです。そのためのお膳立ては整いました。

 

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しかし、どういうわけか、何と言っていいかわかりませんが、人数が相手よりひとり多いときに見られがちな中だるみが生じ、名誉をかけて戦うオーストラリアを崩すことができませんでした。そして、残り20分には、サッカールーが絶好のチャンスを作り、10人のチームとしては今大会初となるゴールをもう少しで決めるところでした。この試合の結果、ガーナにはグループステージ最終戦での使命が与えられました。ドイツ戦で勝ち点1以上を奪えれば、ドイツを踏み台にしてグループリーグを突破できます。そんなことが実現するとはドイツ側は夢にも思っていないでしょうけれど。

 

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次は、カメルーンの話題です。試合の立ち上がりはとても良かったのに、たいへん残念な結果に終わりました。私たちはまず自らに問いかけねばなりません。カメルーンは前の試合のあと、何をしてきたのか。チームの様子を見るかぎり、多くのことをしてきたようです。日本戦とはまったく異なるチームとして登場しました。まさに不屈のライオンの愛称にふさわしく、実際、デンマークを圧倒していました。闘志を剥き出しにして戦うカメルーンは、試合開始から猛スピードで飛び出し、さらに加速しました。すばらしいキャプテンで超人的なサミュエル・エトーは試合序盤、救世主としての役目を演じ(彼をおいて他に誰がいるでしょうか)、デンマーク守備陣のミスにつけ込みました。歓声が沸き、攻勢が報われたこの貴重なゴールで1対0とリード。その後も波状攻撃が続きました。私たちプーマサッカーは前半の残り5分は、目の前の光景がほとんど信じられませんでした。「あ、ああ! お、おお!」と興奮の声を発していました。

 

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不屈のライオンは、なおも勝利を目指しましたが、やや攻撃的になりすぎたのかもしれません。デンマークにスペースを与えてしまい、カウンターアタックを受けました。教科書どおりの理想的な攻撃でベントナーに同点弾を決められたところから悪夢が始まり、続いてロンメダールに華麗な動きからゴールを決められ、たちまち1対2となってリードを許しました。反撃しましたが、ゴールポストやゴールキーパー、不運やシュートミスに泣きました。敗因を挙げれば限りなくありますが、結果が変わることはありません。

 

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どうしても予測不能なのがサッカーですから、出来が必ずしも良くなくても、望んだとおりの結果を得られることがあります。サッカーが予測不能だということは、勝者と敗者の間にはほんの僅かな差しかないということです。応援するチームが、試合内容にふさわしい結果を得られないこともあるかもしれません。カメルーンは、今大会最初のグループリーグ敗退チームとなりました。