オランイェが終了間際に苦しみながらもラ セレステに勝利。1978年以来の決勝進出で悲願達成なるか?

  • PUMA Football
  • Written on: July 06, 2010

オランイェことオランダは今大会、無傷の連勝という快進撃を続けており、ラ セレステことウルグアイも3対2で下しました。しかし、試合自体は決して簡単ではありませんでした。優勝候補のブラジルに勝ち、自信に満ちてピッチに現れたオランダの選手たちは、格下のウルグアイ相手ならば決勝進出はさほど難しくないと考えていたかもしれません。しかし、今大会勢いに乗るウルグアイは、前の試合で前後半15分ずつの延長戦とPK戦まで戦っていながら、この試合も簡単には屈しませんでした。

 

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ウルグアイは今大会、初戦でフランス相手にスコアレスドローに終わった以外は、すべての試合でゴールを挙げてきました。そのため、この試合の序盤でオランダのベテラン、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト主将に、大会ベストゴールの候補になりそうなすばらしいシュートでリードを奪われたときも、ウルグアイは徐々に攻勢を強めていくだろうと私たちは確信していました。そして、今大会好調を維持しているエースストライカー、ディエゴ・マルティン・フォルラン・コラソが点取り屋の本領を発揮し、カーブのかかったロングシュートを決め(ゴールキーパーのマールテン・ステケレンブルフにしてみれば、セーブすべきシュートだったかもしれませんが)、1対1の同点に持ちこんで前半を終えました。

 

後半に入ると、両チームともお互いの出方をうかがいつつ、相手のミスを待っているように見えました。均衡が破れたのは、オフサイドか否かまたしても議論を呼びそうなプレーからでしたが、いずれにせよ、結果はオランダのリードとなりました。この場面では、先日カトリック教に改宗して「心機一転した」ヴェスレイ・スナイデルがゴールのファーポスト側へシュートを決めたものの、オフサイドの位置にロビン・ファン・ペルシがいたため、得点が認められなくてもおかしくありませんでした。その後、ウルグアイは同点を目指して攻めましたが、そのために背後にスペースができてしまい、オランダのディルク・カイトとアリエン・ロッベンにそこを狙われてしまいました。カイトがペナルティーエリアへクロスを入れると、ロッベンはブラジル戦でのスナイデルを彷彿させるヘディングシュートを叩きこみ、3対1とリードを広げました。これで勝負の行方は決定的なものになったと思われました。

 

しかし、ウルグアイ相手にそうはなりません。ウルグアイはすでにガーナ戦でも、土壇場でのとても信じられないようなプレーで不可能を可能にしてきました。このチームは、ロスタイムになっても、残り数秒になっても、試合終了の笛が鳴るまでは、プレーが続けられる限りあきらめることを知りません。この試合でも懸命に攻め続けて追撃のゴールを決めて2対3とし、すでに歓喜に沸き返っていたオランダのベンチをたちまち沈黙させました。けれども、きょうのオランダは、今大会ここまで見たことないほど力強く、規律の取れた、ひと味違うオランダでした。ファン・マルワイク監督が指揮を執り始めた初日から、本大会決勝を目標に厳しい練習を積んできたチームでした。

 

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オランダはこれまで、本大会のグループステージ後の試合で3ゴール以上挙げたことはありませんでした。きょう3ゴールを挙げ、歴代のオランダ代表チームが成し遂げたことのない偉業達成まで、決勝の大一番を残すだけとなりました。今年こそ、オランダ・サッカーの辞書から「サッカーの祭典で優勝したことのない最高のチーム」という言葉を永遠に消し去ることになるのでしょうか。その答えは11(日)にわかります。あしたには、決勝の対戦相手が決まります。スペインかドイツか。両チームの幸運を祈ります。

 

最後に、ウルグアイもがんばれ! きょうはすばらしい戦いぶりでしたし、まだ3位決定戦が残されています!