06. 11. 2010
「プレイフォーライフ」キャンペーン 寄付内容および寄付先の情報
「プレイフォーライフ」は、プーマが国連環境計画(UNEP)と提携し行なうキャンペーンで、野生動物の生息地ならびに動物保護に関連した寄付や啓蒙活動を通じて2010年国際生物多様年を支援するものです。
「プレイフォーライフ」キャンペーンは、地球上最も重要な5つの自然保護地区のうち2つが存在するたぐいまれなる生物多様性を擁するアフリカ大陸に注目しました。この2つとはコンゴ盆地と南部アフリカのミオンボ・モパネ森林・サバンナ地帯です。また世界の生物多様性ホットスポット35地域のうち9つがアフリカにあり、これらは地球上の最も豊かな動植物の生息地であると同時に危険にさらされています。
プーマ アフリカユニティキット、ユニティTシャツおよびケヒンデ・ワイリーのデザインによるプーマレースレットの売上収益金の一部は、いくつかのアフリカ自然保護活動に寄付されます。
収益金を寄付する活動の選考は一般投票で決定されます。5月29日〜7月11日の間、フェイスブックのサイトからあなたが支持したい活動に対する投票を行なうことが出来ます。投票の対象となるのはプーマとUNEPが共同で選んだ6つの活動で、このうち最も票を多く集めた活動の上位3つに対し寄付が行なわれます。
投票はFACEBOOK.COM/PUMAから
※FACEBOOKのサイト閲覧には登録が必要です。また掲載内容は英語になります。詳細は下記をご参照ください。
コートジボワールおよびリベリア共和国のゾウの保護
コートジボワール南部とリベリアを隔てるカバリー川沿いにはギニア上流森林地帯における最も重要な生態圏が断片的に残っています。この熱帯性低地林は霊長目12種、減少する西アフリカチンパンジー群、コビトカバ、そしてマルミミゾウなど、アフリカに住むほ乳類の1/4以上の生息圏となっています。ちなみにマルミミゾウはコートジボワールのナショナルサッカーチームのシンボルです。不幸なことに非持続的農業開発と森林開発によってこれらの森林は危機に瀕しています。またこの森林はゾウたちの渡りの回廊となっており、回廊がなくては集団が分断されたままとなり、ゾウの長期的生存に不可欠の遺伝子交換が行われません。この保護プログラムではゾウが自由に移動できる回廊地形を造り出すことを目標に、環境保護を中心に活動しています。ゾウの生存を助け、この地域の生物多様性を守り、また森林のもたらすエコシステムに依存する人々の暮らしを守るものです。
寄付の対象:本活動に対する寄付は、ゾウのための移動回廊を造り保護する活動、および非持続的な土地利用に対する経済的代替案の創成、フィールドリサーチの実施、関係機関との地域会合開催などの活動へ充てられます。
ゴリラ保護への市民参加の推進
GRASP(大型類人猿保護パートナーシップ)はアフリカおよび東南アジアの類人猿の絶滅危機、および類人猿と人々が暮らす森林を脅かす危機に立ち向かうために2002年に設立されました。GRASPは高官レベルでの政治的公約、市民の啓蒙と教育、実践的な保護活動を通して類人猿を絶滅の危機から救うことを目的としています。GRASPは80を超える地域、国内・国際NGO保護団体、政府機関、国連機関、財団および民間関係機関を団結させ、保護問題に取り組む他に例をみない連合組織です。
個体数300を切ったとされるクロスリバーゴリラはアフリカ赤道地域の森林11カ所に生息しています。残念なことにこれらの森林のうち保護公園、野生動物保護区、森林保護区として守られているのは7カ所にすぎません。GRASPではゴリラの今後の生存可能性を高めるために、地域主導の保護活動を支援しています。ナイジェリア初の地域管理による野生動物保護区をムベ山地に設立、活動支援を行うほか、モワンビおよびムブルーモネ森林地区におけるゴリラ保護官による監視ネットワークの設立を行ないます。
寄付の対象:本活動に対する寄付は、エコ監視員およびゴリラ保護官の雇用と訓練のほか、ムベ山地の猟師に猟に替わる生活手段を考案するのに活用されます。
サイを絶滅の危機から救う活動

カメルーン、コンゴ民主共和国での絶滅が確認された後、アフリカではクロサイ、シロサイとも絶滅の危機に瀕しています。1960年以来クロサイの個体数は推定10万頭から4200頭に激減しました。現在のシロサイ個体数は17000頭と言われています。サイは主にその牙を目的に捕えられ、2008年、2009年には密猟件数がこの十年で最悪となりました。
サイの個体数回復と保護のためにクロサイをナミビアの生息地から近隣の生息に適した地域に移動し、再繁殖集団を作り出す試みが行われています。受け入れる地域は新しい群れの『所有者』となり、サイによって生み出されるエコツーリズムから得る収入を受益できるようになります。サイを殺して利益を得ることから、サイが観光客を呼び寄せ、地域経済にとって価値のあるものと考えなおすことによって、保護活動を推進しています。同様にボツワナでも保護とエコツーリズム推進のためにジンバブエのクロサイの一部を受け入れています。
寄付の対象:本活動に対する寄付は、サイの新しい群れの育成に活用されます。特に移住過程に必要となる専門獣医、監視および警備、移動機械の費用に利用されます。
王国を失った王、アフリカライオンの保護活動
ライオンは目立つ派手な存在であるため絶滅が危惧されると考えられていませんが、現実は逆です。1940年にはアフリカには45万頭のライオンがいたと推定されますが、今日その数はわずか2万3千頭にすぎません。最上位捕食者であるライオンはその生息地の健全性や生物多様性の主要指標であり、保護が不可欠です。
問題の核心は空間にあります。人間のための農業や家畜のための空間と、捕食者と披食者から成る自然のエコシステムのための空間の取り合いがあるからです。アフリカの保護区以外ではライオンは、家畜への襲撃や人に対する危険から無差別に殺されています。さらに悪いことに保護区とライオンの生息圏の分断が進み、ライオンの群れを自立維持できる地区はほんの数カ所になっています。
ザンビアは危機に瀕したライオンを支援できる可能性のある国ですが、現在のライオンの群れの正確な数字は把握されておらず、国レベルでの管理戦略もありません。そのためザンビアでは必要な機能を整備し、ライオンと人間の対立が起きる場面について分析を行うプロジェクトが進行中です。
寄付の対象:本活動に対する寄付は、ライオンのために新しい空間確保に役立てられます。ザンビアの野生ライオンの個体数調査、保護区と非保護区の環境調査、他国や他のライオン生息圏でも実施可能な、国レベルのライオン管理計画の策定などが行なわれます。
分断されたスーパーハイウェイ、ヌーとシマウマの移動経路の保護支援
アフリカのヌーやシマウマには移動できる空間が必要です。広域移動を行う種の保護のためには移動回廊が必須です。アフリカの原野に人間が進出するのに伴い、ヌーやシマウマの生息圏が断片化し、移動回廊が分断されました。草を食べ、子を育てるのに必要な地域が分断された結果、個体数は激減しました。ボツワナでは1980年代に柵によってヌーの通り道が断ち切られ、個体数はほぼゼロまで落ち込みました。今日アフリカ全土でヌーなどが危機に瀕するようになったのは、人間の開発行為によって自然の移動パターンが乱されたためと言われています。
しかし衛星技術とGPS発信器を利用しシマウマやヌーの行動を追跡し、いずれ保護に役立たせようとする研究が今日進められています。人口建造物と水やエサ場との関係から空間利用について調査が行われています。調査で収集したデータを利用し、これらの動物たちの移動ルート造成が提唱されています。研究で得られる知見から保護区設計に際して改良が行えるほか、保護区と保護区を結ぶ移動回廊の設定に役立つとされています。
寄付の対象:本活動に対する寄付によってGPS発信器による個体認識、追跡と分析などヌーやシマウマの移動行動に関する貴重な情報収集が行われます。
コンゴ民主共和国の森林と生物多様性の保護

コンゴ民主共和国はコンゴ盆地一帯、ひいては世界でも屈指の健全な森林を擁しています。ここにあるビルンガ国立公園にはいくつかの絶滅危惧種の動物が生息しています。マルミミゾウ、オカピ、マウンテンゴリラなどです。コンゴの国立公園内にある森林に無断で立ち入り森林を伐採し、薪や炭を拾うことは森林の破壊につながり、ここに住む動物の生存を脅かします。ここでは人と野生生物双方にとって役立つ保護の新しいプログラムが進められています。
北キブ州では燃料効率の良いコンロを地元で製造し流通することによって薪の消費を最大70%削減し、森林資源への依存を減少させました。このコンロは燃料が少なくてすみ、煙も少ないため環境にやさしく、住民のくらしと健康の向上をもたらしました。また活動の一環として、燃料効率の高いコンロと森林保護の必要性について理解を深めるためのワークショップを定期的に開催しています。
寄付の対象:本活動に対する寄付は、燃料効率の良いコンロの製造と頒布を支援すると共に、バイオブリケット燃料のパイロットプロジェクトの支援に充てられます。
