環境問題に全面的に取り組むため環境にやさしいパッケージを2011年後半より導入
10年以上に渡り社会及び環境問題に取り組むpuma.safeを推進し、昨年には会社全体の重要課題としてプーマヴィジョンを導入したプーマ®は、次のステップに向けた挑戦的でかつ長期的な環境対策プログラムを、ロンドン・デザイン・ミュージアムにて発表しました。著名な工業デザイナー、イヴ・ベアール氏によって考案された画期的で環境にやさしいパッケージと、商品流通システムによって、スポーツライフスタイルの小売業界における新基準を提示しました。この革新的なソリューションは、従来のシューズボックスやアパレル梱包用のポリエチレンバッグの廃棄量とCO2排出量を大幅に削減することで、環境保護基準に基づき2015年までにCO2排出量、消費電力量、廃水量、廃棄物量をそれぞれ25%削減することを目指します。また同年までに、全世界で展開するシューズ、アパレル、アクセサリーのプロダクトの50%を、環境にやさしい素材に移行することを目指します。
プーマは過去5年間に渡り世界各国のオフィス及びプーマストアの環境調査(E-KPI)を実施し、改善が必要とされる区分を設定しました。この課題に取り組み、2015年までの長期的環境対策プログラムの目標達成を目指すことで、プーマは全社を挙げてpuma.safe構想の次のステップに踏み出します。期間中の達成目標としてプーマが掲げる主なものは次のとおりです。
・ プーマのオフィス、ストア、倉庫、生産工場でのCO2排出量、消費電力量、廃水量、廃棄物量を25%削減
・ ペーパーレスのオフィスを目指し、紙の使用量を75%削減。紙の使用量に対しては植林プロジェクトなどによる相殺を行う
・ 効率的な商品輸送方法によりCO2 を25%削減
・ サプライヤー及び物流サービスのパートナー企業も、CO2排出量に対しての相殺を長期的に実施
・ プーマ環境保護インデックス(S-Index)を導入し、環境にやさしいプロダクトのベンチマークとするとともに、ユーザーに対して環境にやさしいプーマプロダクトについて訴求する
・ 2015年までに世界展開するプロダクトの50%をS-Indexに基づく生産に切り替え、環境にやさしいオーガニックコットン、アフリカ産コットン、再生ポリエステルといった素材を用い、製品生産もより環境にやさしい方法で行う
また、環境問題の専門家を集めた外部の諮問委員会を設置し、プーマの実施するプログラムの監視を行います。
「長い間に渡って、私たちは世界で最も望まれるスポーツライフスタイルブランドを目指してきました。環境対策プログラムの第2フェーズを迎えるにあたり、私たちのミッションは世界で最も望まれ環境にやさしいスポーツライフスタイルブランドになることへと進化しました。」「プーマヴィジョンとpuma.safeの活動を通して、すでに私たちはCO2排出量の削減し、無駄な輸送を抑え、素材のリサイクルやリユースはもちろん、水の使用量を抑え、ペーパーレスを実行しています。」とプーマAGのヨハン・ザイツCEOは述べています。
より良い世界を目指すプーマヴィジョンはpuma.safe、puma.peace、puma.creativeの3本柱に集約され、より安全で、より環境にやさしいシステムを持つ会社を目指して、創造性とアートを推進し平和へも貢献していきます。puma.safeにおける最終的な目的は、消費された天然資源を元に戻すことです。社会、労働そして環境に対するプーマの長期的な取り組みは、1999年から行われています。以来、地球への影響を軽減するためのエコフレンドリーな取り組みが行われてきました。生産者の供給能力を拡張するためのアフリカ産コットンの推進キャンペーン、コットン メイドイン アフリカを通じた原料調達や、昨年国連環境計画(UNEP)が主導する気候ニュートラルネットワーク(CN Net)に加わったのを期に、業界初のカーボンニュートラルなオフィスであるプーマヴィジョン ヘッドクォーターを、ドイツのヘルツォーゲンアウラッハに設立しました。
世界で最も望まれ環境にやさしいスポーツライフスタイルブランドになるための次のステップは、画期的なパッケージと商品流通システムの導入です。これにより、従来のシューズボックスに使われていた紙の65%、CO2排出量を1年当たり10トン削減することができ、またパッケージに使われる材料も2015年までには全て地球にやさしい素材となります。プーマはサンフランシスコに拠点を置くfuse projectのデザイナー、イヴ・ベアールとパートナーシップを結び、年間数百万足も販売されるシューズのパッケージについて話し合いを重ねました。簡易的なパッケージとは、すなわち省資源で、生産のために使われる水や燃料も少なく、輸送する物量と廃棄量も減らすことができます。ベアール氏は"クレバーリトルバック"をデザインし、従来のボール紙製のシューズボックスをリユースできるシューズバッグへと変容させました。このバッグは工場からの出荷と運搬を経てユーザーの手元に渡るまで、シューズをダメージから守ります。つまり、生産過程においては省資源であり、輸送する物量を軽量化し、さらにプラスチック製のショッピングバックを不要にしたのです。 "クレバーリトルバック"の採用で紙の使用量を65%削減することにより、生産工程における水と電気、ディーゼル燃料の使用量を年間60%以上削減できるようになります。言い換えると、年間で紙の使用量を8500トン削減するほか、2000万メガジュールの電力、各100万リットルの燃料と水を節約することになります。さらに輸送時のディーゼル燃料を50万リットル削減し、現在使われているプラスチックのショッピングバッグを廃止し、輸送用を兼ねた軽量でリユース可能なバッグにすることで、275トンのプラスチックを節約することができます。

「プーマと今回、世の中を変えるようなプロジェクトでパートナーシップを結んだことはとても喜ばしいことです。持続可能性や環境破壊という小売業界にとって最も難しい課題にプーマが積極的に取り組む姿に、大変感銘を受けました。パッケージと商品流通サイクルを根底から覆すこの画期的で包括的なパッケージシステムが、他社にも良い影響を与えるきっかけになればと思います。」とベアール氏は述べています。
プーマのアパレルコレクションのパッケージは、従来のポリエチレン製から地球にやさしい素材へと変更します。年間720トンのポリエステルバッグを削減することになり、それは2900万枚ものプラスチックバッグの削減に匹敵し、その量はサッカー場1000個分を覆うことができるほどです。さらに、Tシャツの畳みをもう一折追加することでパッケージサイズをコンパクトにして、輸送時におけるCO2排出量とコストを抑えます。
現在プーマストアで使用しているプラスチック製あるいは紙製のショッピングバッグを、地球にやさしい生分解性素材のものに変えることで、年間192トンのプラスチックと293トンの紙を削減することができます。
この新パッケージ及び商品流通システムの導入は2011年の下半期を予定しています。
プーマの長期的環境対策プログラムは、上記記載の事項の達成だけに留まることはありません。プーマはこれからも環境への影響を軽減し、循環サイクルやリサイクルプログラムに責任を持って取り組んでいきます。資源を枯渇させることのないよう画期的な施策を求め続け、削減不可能な部分については、それを補うための施策を行っていきます。