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Tuesday, October 06th- PUMA Pundit - Anthony Davidson

レッドブル、優勝でタイトルへの望みをつなぐ

puma-new-vettel-large.jpg puma-new-vettel-medium.jpg僕はシーズンを通してずっと"F1では確かなことなど何もない"と言い続けていたんだけど、日曜に開催された日本GPではまさにそれが現実のものとなったね。なぜって、今回の鈴鹿は例年以上に気温が高くなり、それによって路面温度も上昇していたんだよ。路面温度の上昇は、理論上ではブラウンに有利に働くはずだったんだ。でも実際は、レッドブルのセバスティアン・ベッテルがスタートからフィニッシュまで圧倒的な速さで勝利をものにしてしまったよね。

今シーズンもあと残り2戦となったけど、ベッテルは今回の勝利によって、長らくタイトル争いをリードしてきたジェンソン・バトンに16ポイント差まで詰め寄ってくることができたんだ。このポイント差は、2007年の残り2戦時点でルイス・ハミルトンがキミ・ライコネンに対して保持していたギャップよりも1ポイント少ないんだよ。そしてみんなもよくご存知の通り、2007年にタイトルを獲得したのはライコネンだったんだよね・・・。

歴史が証明している通り、レッドブルのベッテルが2009年のワールド・チャンピオンに輝く可能性は、まだまだ十分に残されているんだ。それに、ベッテルがチャンピオンになれる可能性は、以前よりも大きくなってきているんだよ。日本GPを見ていた人はわかると思うけど、バリチェロとバトンは7位、8位に入賞するのが精一杯だったしね。ブラジルでの彼らの走りがどうなるのか楽しみだよね。

鈴鹿ではベッテルがミスの無い完璧な走りを見せてくれたけど、もし過去数戦にベッテルが犯したいくつかのミスが無かったら、ポイント上で彼はブラウンの2人にもっと肉薄していたはずだよ。僕が書いたメルボルンでのPUMAコラム記事を見返してもらえば、ベッテルが"初歩的なミス"を犯していたことについてコメントしているのがわかると思うよ。そのせいで、ベッテルは6~8ポイントを失ってしまったんだからね・・・。

・・・そう、思い起こせば、ベッテルはほんの数週間前のシンガポールにおいても、ドライブ・スルー・ペナルティーによって貴重なポイントを失っていたんだよね。でも、あれは彼にはどうしようも出来ない事だったよ。恐らくこの冬の間、ベッテルはメルボルンで犯したミス(これは間違いなく彼の責任!)について色々と考えを巡らすことになると思うし、タイトルを獲得するためには、目の前の戦いに敢えて負けなきゃいけない時があるっていうことを実感すると思うよ・・・。

個人的には、依然今シーズンのタイトルはバトンの手に渡ると思っているんだ。とは言っても、バトンがブラジルでタイトルを決めることが出来たら、ちょっと驚くけどね。インテルラゴス・サーキットは高い路面温度と低速コーナーがあり、これはブラウンに有利に働く要因だよね。でも、インテルラゴスには高速コーナーもあって、これはレッドブルが得意としているものだよね。だから、次戦ブラジルGPも面白い一戦になりそうだよ。

アロンソがフェラーリに移籍する来シーズンは、もっと興味深いシーズンになりそうだね。アロンソとフェラーリだなんて、本当に凄い組み合わせだよね!F1史上最高のオールラウンド・ドライバーが、F1史上最も有名でカリスマ性のあるチームでF1を戦うんだからね。単純に考えれば、他のチームにとってはこれ以上ない脅威的な組み合わせだよね。でも、今シーズンのフェラーリのマシンは間違いなくドライブし辛いもので、ジャンカルロ・フィジケラもフェラーリのマシンに慣れるのにかなりの時間を費やしているよね。

それに、フェラーリの来シーズンを語る上でどうしても"無視できない事"は、フェリペ・マッサが無事F1に復帰することが出来るかどうかってことだよね?マッサが身体的に問題ないことは既にわかっているし、ゴーカートでテストした後、来週彼がGP2のマシンをドライブするという事も判明している・・・。でも、あの恐ろしい事故から心理的に完全に立ち直るには、まだ時間が少し掛かりそうだよね。

これまで多くのドライバー達が、大きなクラッシュから無事復帰を果たしているよ。何人かのドライバーは何事もなかったかの様に再びレース・キャリアを積み上げることが出来たけど、その他多くのドライバー達にとってはそういう風にもいかなかったよ。だから、例えマッサが復帰後すぐに速さを見せる事が出来たとしても、それで彼が完全に心理的に立ち直ることが出来たとは判断できないし、チェッカー・フラッグを受けるまで全速力でドライブすることが出来るかどかはわからないよね。

最後に、僕がブラジルに行く時は間違いなく1日のうち1度は雨が降るんだ。ブラジルが熱帯雨林の国だって事を忘れちゃいけないね。もし2週間後のインテルラゴス・サーキットで雨が降ったら、レッドブルがワン・ツー・フィニッシュを果たすと思うよ!

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