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Friday, November 20th

PUMA Motorsportによる2009年F1レビュー

200912/puma-large-end.jpg puma-medium-end.jpg"チーム創立から僅か1年でドライバーズ・タイトルとコンストラクターズ・タイトルの両方を獲得したF1チームは?" この問いは、今後長きに渡りもてはやされる可能性があるんじゃないかな。もちろん、この問いに対する答えはブラウンGP以外に考えられないよね...。

それに多分、ロス・ブラウンと彼のチームが今年成し遂げた偉業は、2009年シーズンだったからこそ達成可能だったと言えるんじゃないかな。なぜって、F1界の2強が複雑怪奇で賛否両論なKERSシステム(フェラーリ)と復活したスリック・タイヤ(マクラーレン)に時間を費やしていた一方で、2008年6月の時点ではまだホンダの名を冠していたブラウンはシンプルかつ効果的にデザインされたマシンの開発に集中することができ、2009年シーズン開幕戦であるメルボルンに万全の体制で臨むことが出来たんだからね。

今シーズンを象徴するようなシーンは、開幕戦であるオーストラリアGPにおいても既に見られていたよ。残り数周となった終盤戦で2位争いをしながら最速ラップを刻んでいたセバスティアン・ベッテルのレッドブルとロバート・クビサのBMWは、独走態勢を築きつつあるバトンを追い詰める前に、結局互いにクラッシュしてレースを終えてしまったからね。今シーズンは、冷静さを失わずにドライブするバトンに対し、速いが自滅傾向のある若きライバル達という対戦構図だったよね。

恐らく、2009年シーズンは遂にレッドブルが真の力を発揮した年として人々の記憶に残るんじゃないかな。ほんの9ヵ月前、多くの人達がレッドブルは本気でF1タイトルを狙っておらず、レッドブルのF1参戦における唯一の目的は自社ブランドのエナジー・ドリンクの宣伝をする事だって断言していたんだ。でも、今シーズンが終了した今、そのような疑問の声は全く聞こえなくなったよね。今シーズンにおける6度の優勝と数え切れないほどの表彰台フィニッシュが、それらの疑問の声に対する答えを示しているよね・・・。

"レッドブルは今シーズン、両タイトルを獲得すべきだった。"この冬ミルトン・キーンズにある彼らのファクトリーでは、実際にこんな議論が交わされているかもしれないね。レッドブルのドライバー・ラインナップは間違いなくブラウンGPよりも強力だったし、彼らはF1界一の天才デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイを擁していたんだからね。にもかかわらず、ダブル・ディフューザー・ルールの"異なる解釈"によりもの凄い速さを見せつけていたブラウンGPのおかげで、レッドブルのタイトル獲得のチャンスはシーズン序盤戦にして小さなものになってしまったんだ。

とは言っても、特にベッテルに関して言えば、彼自身のミス又はチームのミス(いわゆる"凡ミス")によって失ったポイントを合算すれば、ジェンソン・バトンを上回ることが出来たのにね・・・。でも、近い将来この若きドイツ人ドライバーがワールド・タイトルを獲得することは、ほぼ確実と言ってもいいと思うよ。ベッテルは、レッドブルと複数年契約も結んでいるしね。

単刀直入に言ってしまえば、これまでのF1では、ワールド・タイトルを獲るには一流のドライバー達ですらマクラーレンかフェラーリのシートを得なければタイトルを獲得する事ができなかったんだ。でも、2009年シーズンは、この長きに渡るジンクスが途絶えた年としても今後語り継がれるだろうね。今年のドライバーズ・ランキングにおいては、ルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネンがそれぞれ5位と12位、キミ・ライコネンとフェリペ・マッサが6位と11位に終わっているからね。

ハンガリーにおけるマッサの大クラッシュからの奇跡的な生還は、今シーズンのF1における"グッド・ニュース"と言えるだろうね。ヘルメット・デザインの点から見れば、1、2年前にあの事故が起こっていたら、F1界はあの事故後とてつもない悲しみに包まれていたかもしれなかったんだ。あれは本当に奇妙な事故で、鉄製のサスペンション・パーツがもの凄いスピードでトラック上を転がり、不幸にもマッサの頭を直撃してしまったんだ。マッサは来シーズンもフェラーリに留まる事が決まっているから、2008年のランキング2位ドライバーの復帰は、2010年シーズンにおける最大の関心事の一つになるだろうね。

マッサと来期コンビを組むフェルナンド・アロンソは、非公式ながら多くのF1関係者から現役最速かつ最強のドライバーと目されているんだ。そう、アロンソはハミルトンやバトンよりも評価が高いんだよ。もしフェラーリが来シーズン用にシューマッハが在籍していた頃くらいのマシンを用意することが出来れば、F1には再びアロンソの時代が到来するだろうね。

フェラーリは、来シーズンF1に参戦する数少ない自動車メーカーなんだよ。BMWもトヨタも既にF1からの撤退を発表したし、ルノーも間もなくって感じだしね。去年ホンダが突然のF1撤退を宣言してから、ちょうど12ヵ月経つんだけどね。皮肉な見方だけど、多くのF1関係者は、特にトヨタは世界的な"経済不況"をF1撤退の都合の良い言い訳にしていると考えているんだ。トヨタは8年に渡り莫大な費用(数十億ドル単位だよ・・・)を投じたにもかかわらず、ワールド・タイトルはおろか初優勝すら挙げることが出来なかったんだけどね。

2009年シーズンは特に顕著だったけど、F1の歴史を紐解けば、小回りの利くスペシャリスト集団のレーシング・チームの方が、多数の部門を持つ巨大なワークス・チームよりも戦略や戦術の迅速な切り替えという面で遥かに適切に対応することが出来るんだ。これはよく覚えておいて欲しいんだけど、ブラウンGPが今年成し遂げた偉業を考慮すれば、敏腕エンジニアであるマイク・ガスコイン、ロータスという偉大なチーム名(マレーシア政府からの莫大な資金援助があるんだ)、そしてヤルノ・トゥルーリのような過小評価されているドライバーの組み合わせが、来シーズンどんな結果を出してくれるのか興味をそそられるよね?来シーズンは、これまで以上に多くのチームやドライバーがF1に参戦するからね・・・。

www.pumamotorsport.comは、来シーズンのグリッド上にPUMA Motorsportのレポーターであるアンソニー・デビッドソンが並んでいることを心より願っています。BARホンダのスタッフの中には、デビッドソンをジェンソン・バトン以上に評価をしていた人もいたのです。現役ワールド・チャンピオンであるバトンより評価が高かったんですよ・・・。

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