ワールドツアー終了後のボルトの目標は?
ボルトは28日にチューリッヒ、その翌週にはブリュッセルの大会に出場します。この2都市が、「ボルト ワールドツアー」または「BOLTMANIA 2009」と呼ばれるツアーの最初の舞台となります。「今シーズンの記録更新はないと思うよ。勝てるようにやるだけさ」とボルトは語っています。
ここで大きな疑問が浮かびます。ボルトのアスリートとしての今後はどうなるのでしょうか。
短距離種目で世界記録を更新した今、ボルトは将来的に走り幅跳びに挑戦することを考えています。短距離種目と走り幅跳びで一時代を築いたジェシー・オーエンスやカール・ルイスのようなスポーツ界の伝説になりたいという思いを、これまでもたびたび表明しており、「コーチには引退する前に走り幅跳びに挑戦したいと言っているんだ。うまくやれる自信があるからね」と言っています。1991年の世界陸上で8 m 95 cmの世界記録(この記録はまだ破られていません)を出した米国のマイク・パウエルは、「あの身長(196 cm)からして、ボルトは私の記録を脅かす存在になれるはずだ。長身のうえにあの速さだからね」と語っています。ボルトなら走り幅跳びの世界に新風を吹きこめると言うのです。「我々が目にしているのは、規格外のアスリートだ。ボルトはずば抜けている。ほかのアスリートたちをまるで寄せ付けない」
ボルトが400 mにチャレンジするという議論も沸き上がっています。ボルトは、来シーズン開幕時に400 mに出場すると発言していますが、この種目を真剣に考えているわけではないと繰り返し述べています。2012年に向けてボルトがその気になる可能性はあるのでしょうか。これについては「わからないよ。今はやりたいと思ってないけど、100 mと200 mを圧倒的な強さで制した今、コーチが何か新しいことをやろうと決めたなら、間違いなくそれにも全力を尽くす」と語っています。
100 m、200 m、そして4×100 mリレーで頂点を極めたボルトが、次に挑戦すべき種目は何だと思いますか。