2009年9月17日 18:13

ボルトの2010年プラン


bolt2010.jpg「今までインドアの大会にも、コモンウェルスゲームズ(英連邦競技会)にも出場したことがないから、コーチがどう考えているか今度聞いてみるつもりだ」とボルトは語りました。

また、そのスピードを生かして走り幅跳びに挑戦する意向もあるようですが、近いうちにというわけではなさそうです。

「走り幅跳びをやってみたいとは言ったけれど、今すぐってわけじゃないんだ。引退する前には挑戦したい。5年後ぐらいかな。400 m については、そのつもりはないよ」

400 m に対して、今後ボルトの考えが変わっていくかに注目しましょう。

 

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bolt_thessaloniki_1.jpgボルトは12日、カフタンゾグリオスタジアムに突然現れ、観客を驚かせました。「ヘイ!」とひと言あいさつしたかったそうです。

翌13日、200 mに出場するため再び姿を見せたボルトは、いつもながらのボルトでした。スタートラインに立つ前に、スタジアムのスピーカーから映画『その男ゾルバ』の音楽が流れると、ギターを弾くまねをしてみせました。さらに観客やカメラに向けておどけてみせたり、ウォーレス・スピアーモンとお互い代わる代わるダンスをしたりしました。

レース開始の時間になると(もちろん今回来た目的のひとつです)、黄金色のヤームをスターティングブロックに合わせました。フライングでスタートがやり直しになっても動揺せず、リラックスしているようでした。そろそろ負けてもおかしくありませんでしたが、彼は負けませんでした。19秒68のタイムでゴールし、ゲイの持つ大会記録に並んだのです。

あまりにも素晴らしかったボルトのシーズンの締めくくりとしては、ややあっけなく感じられましたが、いつもどおりの結果と言えます。

bolt_thessaloniki_2.jpgレース後、ボルトはトラックにキスしてから、シューズを脱いでサインを書きこみ、ファンに手渡しました。そして裸足のままハイタッチを交わしながら一周したあと、子供たちのためにサインをしました。

そんなテッサロニキにおいてボルト以上に注目を集めるには特別なパフォーマンスが必要でしたが、29歳のアメリカ人、カーメリタ・ジーターが素晴らしい走りを見せてくれました。

ジーターは女子100 mを過去11年間の最高記録となる10秒67のタイムで制し、世界陸上王者のシェリー=アン・フレーザーに完勝。文句なく今大会一番の見せ場となりました。

シーズンを終えた今、ボルトの最優先事項は「休む」ことです。

14日に母国ジャマイカへ向けて発ったボルトは、その後6週間の休暇を心待ちにしています。「力を振り絞って走ったよ。今季最後のレースだったし、残っていた力を使い果たした。シーズンが終わって素直に嬉しいよ。本当に疲れたからね」

今後の予定を尋ねられると、ディズニーランドについてはひと言も触れず、故国についてだけ語りました。「できればたっぷり休みたい。何か特別に楽しみにしていることはないよ。ただうちに帰りたいんだ」

「休みはいつも1か月だから、6週間は嬉しい。誰だって1年のうち10か月半も走った後なら、走るのが恋しくなったりしないよ。次のレースの日が近づいてきたら、ああ、またかと思うのさ」

ボルトは今、トレーニングではなく、普通の生活を楽しみたいと語りました。「テレビゲームで遊んだり、クラブに出かけたりしたい。だいたいそんなところかな。僕は、家で音楽を聴いてのんびりするタイプの人間なんだ」

体を休めてリラックスする。シーズン終了後の過ごし方としては、まさにうってつけです。

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2009年9月16日 17:45

ボルト、19秒68で余裕の勝利


bolt-in-200.jpgギリシャのテッサロニキで開催されたワールドアスレチック ファイナルの200 mで、ボルトは19秒68のタイムで優勝。2位には20秒21でスピアーモンが、3位には20秒65でクリスチャンが入りました。

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lose_1.jpgボルトは11日、地元の5歳の少年と競争し、なんと敗北を喫しました。

とはいえ今回のレースは、声援を送る観衆の中をわずかな距離走り抜けただけのもので、世界最高のスプリンターの座を揺るがすものでも、ワールドアスレチックファイナルでの勝利への期待に水を差すものでもないのですが。

テッサロニキの路上で200人もの児童から喝采を浴びたボルトは「子供たちと一緒に過ごせて本当に楽しかった」とコメント。少年に先にゴールされたときには、大きな笑みを浮かべました(だから私はボルトが大好きなのです)。

ボルトをはじめ約300名のアスリートがカフタンゾグリオ スタジアムに集い、2日間にわたって覇を競います。ボルトは200 mに、ライバルのアサファ・パウエルとタイソン・ゲイはともに100 mに出場する予定です。

世界記録の更新については明言していないボルトですが、勝つための準備はできています。

lose_2.jpg

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2009年9月15日 10:59

ボルトはすばらしい手本

bolt_teacher.jpg世界最高のアスリートたちは、多大な喜びを私たちにもたらしてくれます。ひいきのチームや選手が勝ったり優勝したりすると、とても大きな満足感を得られます。こうした優れた偉業から、経営者は何か学ぶことができるでしょうか。スイスを拠点とする国際的なビジネススクール、IMD(経営開発国際研究所)で最近開催されたイベントによると、その答えは間違いなくイエスです。

ウサイン・ボルトは人類史上最速のスプリンターです。昨年の北京では3種目で世界新記録を樹立。今年の世界陸上でも100 mと200 mで記録を更新し、同大会のタイトルを初めて獲得しました。

これほどの偉業を達成するためには、並々ならぬモチベーションとクリティカルシンキング、そして集中力が必要でした。ボルトは今季序盤の逆境を逆手にとり、弱点をひとつ残らず克服し、気力を充実させてきました。どんな経営者も、それぞれの人生においてボルトと同じような姿勢で取り組めば、成功につながるでしょう。

以上は、forbes.comに掲載されているジョン・ウィークス執筆の長文記事からの引用です。ウィークスは、ボルトを分析することで人生における貴重な教訓を見出し、記事を次のように締めくくっています。

「ウサイン・ボルトは、勝つために走ることがどういうことか習熟しています。あなたにもできるはずです」

この記事を読めば、ボルトが人々に大きな影響を与え、その魅力が世界を席巻している理由を知ることができるでしょう。

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2009年9月14日 10:55

お疲れ気味のボルト

bolt_tired.jpgボルトの代理人、リッキー・シムズは、ロイターの取材で、ウサイン・ボルトのアジア遠征がキャンセルになったとの報道を否定。疲労がたまっているボルトが、今月末に中国と韓国で開催されるレースに出場するかどうかは週末に決定すると語りました。

「ワールドアスレチック ファイナル(13日、ギリシャのテッサロニキで開催予定)終了後に大会でのボルトの走りを分析し、コンディションをチェックしたうえで出場が可能かどうかを決定すると、上海と韓国の大邱(テグ)の大会主催者には連絡している」とシムズはロンドンからの電話インタビューに回答しています。

2つの世界記録を更新した長いシーズンの終わりを迎え、ボルトは疲れ切っています。

「ボルトは陸上界の至宝であり、スーパースターだ。何もなければあと10年は走り続けることができるだろう。だから今季、レース過多になるようなまねはさせたくない。たしかに(アジアで走れば)大金を得られるかもしれないが、今季は必要以上にレースに出ないことがとにかく重要だ。行くかどうかは、ギリシャでの200 mのレース後に決定する予定だ」


 

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bolt_twitch.jpg人間の体の筋肉は、完全に同じというわけではありません。しかし、どの筋肉も白筋と赤筋、つまり速筋線維と遅筋線維で構成されています。筋収縮が速い筋細胞(線維)は速筋、筋収縮が遅い筋細胞は遅筋と呼ばれています。

速筋線維は、とりわけ瞬発的な収縮に適応します。ウサイン・ボルトの膝と腰を伸長収縮させる筋肉を調べれば、その結果は彼の筋肉の構成を知るうえでの資料となります。ボルトの筋肉における速筋と遅筋の割合は、ほかのアスリートとかけ離れている可能性が高いでしょう。

筋肉の100%が速筋、または100%が遅筋で構成されている人間はこれまでにひとりも確認されていませんが、ボルトの筋肉の構成は、速筋が100%の状態に世界の誰よりも近いかもしれません。

筋肉の遺伝的構成を変えることはできませんが、速筋線維を強化する方法については、グーグル検索で終わりのないトレーニングについての記事を調べてみてください。

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2009年9月10日 20:44

豆知識:走ることの効用

benefits.jpgどうしてボルトはいつもあんなにリラックスして楽しそうにしていられるのでしょうか。

豆知識をひとつお話ししましょう。走ることには、メンタル面での効用があります。ランニングをする人は、ランニングやエクササイズを習慣としていない人よりも幸せな気分になり、ストレスも少なくなると一般に言われています。走っているときはエンドルフィンが放出され、これが気分を変える働きをします。そうしたホルモンが、ランナーズハイと称される多幸感を生み出すのです。

走ることには、ストレスを和らげる効果もあります。走ることによって、仕事や家族、家計など日常生活のさまざまな不安によるストレスから心が解放され、ポジティブな方向へ向かうことができます。走って体を追いこむことで、緊張感が誇らしい気持ちや達成感へと変わり、その感覚をランナーは感じるのです。

走ることと喜び。このふたつには切っても切れない関係があります。

 

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2009年9月 7日 20:41

パウエルの思い


powell.jpgボルトは向かうところ敵なしと思われています。しかし、アサファ・パウエルの見方は違います。彼の考え方は前向きで、希望的なものです。

「あれだけ速いタイムで走れるのは、すごいことだよ。ボルトには強力なライバルが必要なんだ。もうすぐボルトは9秒5で走るだろう」パウエルは6日、IAAFリエティグランプリの100 m を9秒99のタイムで制したあと、報道陣にこう語りました。

「すばらしいショーを見せるためには、我々がボルトに追いつく必要がある。以前は私が他の選手にとって倒すべき相手だった。今は私の先を行く人間がいるから、彼を追い越すために自分を追い込んで全力でトレーニングに取り組まなければならない。(我々がもっと速く走れるのは)間違いない。全力を傾ければ、どんなことでも可能なんだ」

ボルトの成功に触発され、新たなランナーが続々と誕生しています。世界が速さに魅了された現在、短距離界は新星を求めているのです。

立ち上がって走りに行こうではありませんか。

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bsussels_1.jpg4日、ベルギーのブリュッセルでIAAFゴールデンリーグ バンダム記念が開催されました。ボルトは会場のキングボードワン スタジアムにMGのヴィンテージカーに乗って現れ、観客に挨拶しました。

激しい雨の中で行われた100 m  では、パウエルが9秒90で優勝。スタートで大きく出遅れたゲイが10秒00で2位に、パットンが10秒08で3位に入りました。

観客の大歓声に迎えられたボルトは、胸を叩いて熱烈な歓迎に応えました。200 m  のレースでは、125 m 以降は流して走りながらも、スタジアムの新記録となる19秒57で制しました。2位には20秒19でスピアーモンが、3位には20秒47でグリエフが入りました。

ボルトには驚かされるばかりです。いつも歓喜をもたらすのですから。

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