スポーツ専門チャンネルESPNの番組に出演し、 同局のスタジオを飛び出して気軽なレースに参加した後、ボルトは次のように語りました。「ライバル選手のドーピング事件が続く中、懐疑的なスポーツ界に自らを証明しなければならないと感じている」
「ドーピングなんかしなくても速く走れるっていうことを身を持って示さなきゃいけない」とボルトは言います。彼は自分や同郷のアサファ・パウエル、米国のタイソン・ゲイが素晴らしい結果を出しながら、ドーピング検査では陽性反応を示さなかったことを引き合いに出しました。「僕たちはとにかく速く走り続けるだけだ。数年も経てば、皆が分かってくれて、疑いも晴れていくだろう」
「僕はスポーツ界の伝説になりたい。いろんな大会で勝利を収めることしか頭にないんだ。今はまだ自覚していないけれど、タイトルを守り切ったときには自分が伝説になったと思えるだろう」
生出演したスポーツニュースでは、NFLのハイライトが多く放送されましたが、ボルトは「今後のアメフトへの転向はない」と明言しました。理由のひとつとして、彼の身長では望むポジションが得られないということがあります。
「NFLでプレイしたいとは思わない。できればランニングバックをやりたいけど、身長が高すぎるから、ワイドレシーバーをやれと言われるだろう。ワイドレシーバーはタックルを多く受けるポジションだ。そんなポジションには気が進まないよ」
ボルトはいずれ、走り幅跳びや400 m への挑戦も視野に入れています。400 m には「おそらく」いつかトライするかもしれませんが、「そのための練習はしたくない」と語っています。走り幅跳びについてはキャリアの後半にと考えているようです。
「幅跳びは引退する前にやりたいと思っている。今すぐやりたいというわけじゃないんだ。若手が出てきて、僕を負かすようになったら、走り幅跳びに挑戦するだろう」
「もちろん才能も必要だけど、一生懸命努力しなきゃいけない。必死になってトレーニングを積めば、気分もよくなる。僕は超人じゃないけど、努力は欠かさないなんだ」
「オリンピック以降はクレージーな日々が続いている。ジャマイカでは外出しないようにしているよ。外に出ても何もできないしね。皆がサインを求めてくるし、ジャマイカ人はノーといっても聞いてくれない。僕はのんびり屋だから、普段は家で気楽に過ごしている。外出はできないよ。道端で誰かにつかまってしまうからね。アメリカじゃ陸上競技はそれほどメジャーじゃないけど、それでも何人かに呼び止められるんだ」