ボート上は順風満帆

  • PUMA Sailing
  • Written on:2011年12月15日

第2レグ4日目 ケニーのブログ発信

プーマのマルモストロ号からみんなにお伝えするけど、僕らはまたレースに戻ることが出来てすごく幸せだよ!しばらくの間は、牛やゴルフ、輸送船に関する話題はしないと思う。今後は単純にレースの状況のみを報告することになるだろうし、個人的にはそうなることを祈っているよ。

先週の日曜に港を出発したんだけど、僕自身はもっとブログに登場すべきだったね。でも、みんなもご承知の通り、このレグのスタート以来、色々な仕事に追われていたんだ。岬と入り江沿いの海岸レースでは、全く風が吹いていなくてね。各チームのキャプテンとナビゲーターにとっては過酷な状況と言え、その間僕らはほとんど睡眠を取ることが出来なかったんだよ。この状況下でクルーたちにはちょっとしたブレイク時間ができたけど、現実には彼らも常にセール交換作業をしていたわけだから、クルーたちもあまり寝ていないと思うよ。

スタートから2~3日の間は、非常にスムーズにセーリングが出来たと思っているよ。でも、スタートではちょっとした不運に見舞われてしまったんだ。ケープタウンの南側にある入り江の一つでちょっと手間取ってしまい、他のボートが僕らを追い抜く様を見送らなければいけなかった。でも、慌てたりはしなかったよ。その後数日掛けてライバルたちを1隻ずつパスすることに成功し、ケープタウン南東にあるポートエリザベスに向け、先頭でボートを走らせることができたんだ。その後、カンペールと共に夜間の雲の一団に対して位置取りを間違えてしまい、かなり後方にいたグルパマとアブダビに追い抜かれてしまったんだ。ここがこのレースにおける面白いところなんだけど・・・、例えばサンヤは少し前まで僕らから僅か3マイル後方を走っていたんだけど、それから3時間後のレポートを見ると、30マイルも後ろを走っているようなんだ。これが、セーリングレースの醍醐味なんだよ。

今僕らはアギュラス海流に乗っているところなんだけど、それほど悪い状況ではないよ。最悪の状況に備え準備を行っていたけど、そうはならなかったよ。恐らく、28ノットの風と大きな向かい波のおかげだと思う。でも正直に言えば、東から来る向かい波(もちろん、僕らは今東に舵を取っている最中)は結構激しくて、恐らく、海がちょっとした試練を僕らに課しているんだと思うんだ。

今僕らは、東に向けスピードを上げている最中だよ。前線を通過するために全力で走っていて、前線の反対側にある北方面まで一気に突き抜けようとしているんだ。とにかく今は、前線に向けボートを走らせ続けるだけだよ。この言い方は、かなり脚色してあるけどね。3時間ほど順調にセーリングした後、風が弱まってしまい、他のボートに追いつかれてしまったんだ・・・。その逆もまた然りとはいえ、これまでの努力に対する対価としては、あまり実りがあるとは言えないよね。今船団は南北120マイルの間に広がっているけど、もう直ぐレースの仕切り直しがあると思っているよ。近々、どこかのチームが"ゴー"という合図を出すはずだから、そうなったら他のボートも一斉に行動を開始すると思うよ。現時点で、どのボートが優位な位置に立っているかって?レースレポートによれば、より目的地に近い北側に位置を取っているボートが有利みたいだね。でも、基本的には全チーム横一線の状況で、前線を最初に通過したチームが今後のレースを優位に進められると思うね。特に、新たな高気圧に入り、インド洋の貿易風を求め数日間スターボードタックを行い始めたらね。だから、今後上手くいくかどうかは、宝くじと同じで運試しになると思うよ。そろそろ、マルモストロ号にも運が味方してくれる時期だと思っているんだけどね。

間違いなく、船団は今後スピードを上げだすと思うね。今は時折、向かい波が激しくボートを揺らしている状況だよ。僕らは僕らでいくつか問題を抱えているけど、これまではすごく上手く対処できているよ。ボルボ70型のボートに乗っていると、1日の間にとんでもないことが色々と起こるんだ。

よし、目的は達成できた。今回のブログは、全てレースに関する内容にまとめようと決めていたんだ。目的が達成できて、非常に満足だね。まだまだ第2レグの先は長いけど、4日目に突入してもボート上は順調に作業が進んでいるから、すごく安心しているよ。これは、レースプログラムを組んでくれた全ての人のおかげだと思っているよ。

ケニー

ケン・リード

キャプテン

プーマオーシャンレーシング ベルグ社協賛

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