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Puma Ocean Racing home

Introduction

赤道周囲の1.5倍相当の約60000kmのコースで世界を一周するVOLVO OCEAN RACE。
地球上で最も過酷かつ危険なこのセーリング競技にプーマは挑戦しています。

そして、それを祝うと同時に2007年よりスタートしたプーマセーリングコレクション。
あくまでも競技を基礎としながらライフスタイルへもつながる、刺激的でデザイン性に富んだこのコレクションは、
全ての消費者のニーズを遥かに超越し伝統的なセーリングウェア、シューズ、アクセサリーに新しい流れを与えます。

当サイトではセーリングのエキサイティングなニュース、クルーの活躍、そしてプーマセーリングコレクションの
ユニークなアイテム等をブログ形式でお伝えします。

セーリングの最高峰とされるVOLVO OCEAN RACEに挑むクルーたちの動向と、
そこからインスパイアされるコレクションをぜひチェックしてください!

理想には程遠い!!!


今回の航海は、理想には程遠い感じです。
スウェーデンを出航したのは1週間前なのに、まだどんよりとしたゴスポートに足止めされ、船体や帆の手入れをしています。ここから天候を見計らってビスケー湾に出て、ジブラルタル海峡から地中海へ向かう予定です。言葉にすれば簡単そうですが、ターンのたびに25~40ノットの逆風に向かうことになるでしょう。まだ、1,000マイルしか走っていないのです。

 

キールヨットクラブのスタッフやハーバーマスターには、心から感謝しています。50~60ノットで北海に出られるように、先週の数日間にわたって燃料を積み込んでくれたことは予期していなかった嬉しいできごとでした。ケーシーの依頼に応えて多くの方々がヨットを見に来てくれて、本当に有り難い限りです。なかには、はるばるハンブルグから車を飛ばして来てくれた人もいました。ミチ・ミューラーの仲間だと主張して、評判の悪いポニーテールの成長にあらゆる手立てを講じてくださった方が沢山おられたことも嬉しい驚きでした。彼は本当にファンに恵まれています。

 

幸運にも、ここイギリスでは、部材の面でも必要なものを入手する手助けをしてくださる方に恵まれています。だからこそ、天候が良くなってカペイのゴーサインが出れば、先に進まなくては。アリカンテまではあと数マイルですが、状況はなかなか好転しません。

 

航行ルール


 

ドイツのキールからのドラマチックな旅を終えてゴスポートに到着したのは、今朝の4:00。ここまで、天気にはあまり恵まれませんでした。キールまでの航海と同様、旋回時には20~40ノットの厳しい向かい風でした。

 

ここで、航行中のルールをご紹介しましょう。

 

1)安全第一
つねにクルー全員の安全を期し、40ノットの向かい風に立ち向かうといった危険な状況は避けるようにしています。クールじゃありませんから。

 

2)ヨットを壊さないこと
私たちクルーはヨットに異常がないか常に気を配り、破損に注意しています。4番のヘッドスルにちょっとした不具合があり、バッテンのひとつにささいな問題が生じてリーチに裂け目ができていたので、修理のためにロフトへ送ったばかりです。クールじゃありませんからね。

 

3)楽しむこと
15ノットの風を受けて走るときは、たいてい短パン姿になり、Fivesy'sに興じつつチーズをつまみながら、「シャンパンセーリング」を楽しんでいますし、ビールを片手に男同士の話で盛り上がることもあります。40ノットの逆風に向かうくらいなら、ハンマーで自分を殴りつけるでしょう。なんといっても、クールじゃありませんから!

 

ご存じのように、いくつかのルールは破られ、私たちはまだ中間地点にも達していません。天候の神様が微笑んでくれるタイミングをねらって、残りの行程を進めましょう。ルールを守りつつ、ときにはささやかな楽しみを味わいながら。

 

ということで、太陽がさんさんと輝くゴスポート(ほんの冗談です)で、私たちは帆の修理が終わるのを待っています。出航は今夜か明朝になりそうです。ホント、貧乏暇なしです。

 

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キール到着前の様子


10_05_01.jpgケーシーが何かを見つけたようです。小さいイルカか、鮭か、マスか・・・・・・

 

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穏やかなひとときを楽しむ面々

 

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進路を変えて向かい風に対峙する前の日の出

 

再始動


イル モストロ号は、現地時間19:30にキールヨットクラブマリーナのドックを出たばかり。キール運河に入るために、水門が開くのを待っています。ここからおよそ8時間は水先案内人が同行し、ドイツを無事に通り抜けるまでナビゲートしてくれる予定。それから北海に出て、全速力で南に向かいます。

 

火曜日の夜になると南西方向から最大40ノットの風が吹くという予報が出ているので、月曜日と火曜日にできるだけ距離を稼いでおきたいところ。当然ですが、少しでも前に進みたいんです。
この3日間、スペインとの距離は縮まっていません。再び前進できて嬉しいです。

月明かりのもとで


10_04_01.jpg沖合に出ると本当に寒いです・・・・・・コクシーは喜んでますが。

 

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マイクとコクシーは月の出をマイペースに楽しんでいます。

モンスター、航行中


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イル モストロ号、ただいま航行中。ケーシーとニックは、ゴルフについて語り合っています。

 

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船旅にはパーフェクトなコンディション

 

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最初のリーチング、最高です。

ブログ、ブリーフィング、ボートワーク


10_03_01.jpgマイク・パメンターは、スパイダーが見守るなか、ちょっとした作業を行っています。

 

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ミーガン・フォックスはクルーと共に、安全に関するブリーフィングに参加しています。

 

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ケーシーは新たなマイブーム・・・ブログの更新にいそしんでいます。

キールに停泊中


さて、私たちは20~40ノットの向かい風をものともせず、無事キールに到着しました。この向かい風は、中国への航海の記憶を思い出させました。あのときは、ターンするたびに風向きが変わり、私たちが向かおうとする方向から風が吹きつけてきました。そのうえ、高速の大型船がたくさん走っていました。こうした大型船に衝突するとヨットがお陀仏になるおそれがありますが、相手は何かにぶつかったことにさえ気付かないものです。そういえば、世界一周単独航海の最年少女性記録を目指すオーストラリアの女の子、ジェシカ・ワトソンに聞いたことがあります。トレーニング走行に出た最初の晩、彼女はクイーンズランド沖で巨大なコンテナ船に衝突し、マストが折れてしまいました。大事故にならずに済み本当にラッキーでしたが、相手のコンテナ船はぶつかったことにさえ気付かずに航行を続け、水平線のかなたに消えていったそうです。ジェシカの航海が順風に恵まれ、安全で素晴らしい旅になりますように。

 

そういうわけで、イル モストロ号では、他の船に絶えず気を配り、周囲を走る船にいつも目を光らせています。これまでに遭遇した船は、「ピーターパン」号や「ハックルベリーフィン」号、「トムソーヤー」号など。ウソみたいな話ですが、これらは実際に船舶自動識別システム(AIS)に表示された船名なのです。

 

今は、キールヨットクラブのマリーナに係留し、「このすばらしい船が停泊している間に見に来てください」と地元の皆さんをご招待しています。天候の関係で2~3日足止めされていますが、そのうちに再びスペインのアリカンテに向けて出航します。今日は船を丁寧に清掃し、マストなどの部品を徹底的に点検してから、キールの街を観光する予定です。

 

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イル・モストロ号、再び


back in the water.jpgニール・コクスから速報――イル モストロ号が再びスウェーデンから出航します。

レース後の生活


ボルボ オーシャンレースを完走した暁には日常の生活が待っているのでしょうか。もちろんです。日常生活に復帰できるのはすばらしいことです。

 

レースを終えた乗組員は、チーム内での役割に関係なく、精神的にも肉体的にも疲れ切っています。1年半もの間、全生活がボルボ オーシャンレース一色になる以前に自分にとって何が大切だったかをもう一度大きな視点で見つめ直すためだけでも、しばらくの間ヨットから離れることが必要です。

 

そうは言っても、私たちは最終レグを終えてロシアを出てからというもの、イル・モストロをスウェーデンのドックに停泊させたままです。ここを発ち、ヨットをスペインのアリカンテまで送り届けるため、セーリングとショアの両チームの混成チームを編成しました。航路はすべて計画済みで、今月末(数日後)に出発する予定です。アンドリュー・ケイプ(ナビゲーター)、ケーシー・スミス(ボウマン)、ニック・ダナ(ショアチーム)、エイドリアン、グレイ(ショアチーム)、マイク・パメンター(T-Black)、それに私を含めた乗組員は、レース後の最終行程として、ボルボ オーシャンレースの新拠点でもある冬の拠点へ向かいます。

 

ヨットをスウェーデンの海に繰り出してビスケーン湾を航海するのに、今は最上の時季とは言えませんが、南へ行けば行くほど暖かさに恵まれるという利点もあります。到着後の予定はまだ決まっていませんが、少なくともスペインまでヨットを送り届ければ、いくつものチャンスが開けるでしょう。


ブログは今後も更新し続けていくつもりです。
 
ニール・コクス(プーマ オーシャンレーシング、ショアチーム マネージャー)
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